【Vol. 06】後編 スカイツリーのあしもとでつながる街すみだ

輪旅第十七弾前編に続いて後編のゲストは、劇団M.M.C劇団員の「名桐舞」さんと「富田和幸」さん!

お二方は2017年に公開した墨田区制70周年記念シティプロモーションドラマ「スカイツリーのあしもとで つながる街すみだ」にご出演のほか、さまざまなミュージカル作品で活躍されています。

シティプロモーションドラマ撮影当時のことや、お二人の役者を志したきっかけなどパーソナルな部分なども掘り下げてお話をお聞きしました。

ミュージカル作品で活躍中!

ぎょろめ:さあ、続きまして後半のゲストは墨田区シティプロモーションドラマ「スカイツリーのあしもとで つながる街すみだ」にご出演されている劇団M.M.Cの「名桐舞」さんと「富田和幸」さんです!よろしくお願いいたします。

名桐さん富田さん:よろしくお願いいたします。

ぎょろめ:まずは記事をご覧になっている方に向けて、お二方の自己紹介を簡単にお願いいたします。

名桐さん:杉浦美映役を演じました名桐舞です。お芝居やダンスなど様々なことにチャレンジしています。

富田さん:吉田吾郎役を演じました、劇団M.M.C劇団員の富田和幸です。この世界に入って23年程ですが何とか楽しみながらやっています。今はマスクプレイミュージカルという自分の顔を出さずにお芝居するものに取り組んでいます。
 

名桐さん演じる杉浦美映

富田さん演じる吉田吾郎

ぎょろめ:お二方は劇団M.M.Cを始め様々な作品でもご活躍されていますが、主にどんな作品にご出演されてきたのでしょうか?

富田さん:はい。有名どころだと「Annie」ですとか、あとは東宝ミュージカルの「9to5」が自分の中では頑張ったなあと思う作品ですね。

一同:(笑)

ふとめ:がんばってますよ。

ぎょろめ:どの立場なのよ(笑)。名桐さんはいかがですか?

名桐さん:私は主にM.M.Cのミュージカル作品に出ることが多いですね。あとはストレートプレイ(歌唱を含まない演劇)です。
 

それぞれのめぐり合わせ

ぎょろめ:続いてはお二方のお芝居を目指したきっかけなどをお聞きしたいと思います。名桐さんは静岡県出身で元看護師の経歴をお持ちですが、上京してお芝居に挑戦するきっかけはなんだったのでしょうか?

名桐さん:元々、学生の時からお芝居するのが好きだったんです。こういう世界ですから親の反対ももちろんありました。手に職をつけなさいと言われ、看護師になったんですが…。

ぎょろめ:めちゃくちゃバッチリつけたんですね。

名桐さん:はい(笑)それで、看護師になっても月に1回くらい舞台を観に行っていたんです。そうしているとやっぱり好きな気持ちが増していって、上京して挑戦しようと決めました。

ぎょろめ:上京されてもう長いんですか?

名桐さん:今年で3年経ちますかね。

ぎょろめ:静岡と比べて東京はいかがですか?

名桐さん:うーん、いろんなものがあって便利なんですけどたまに静岡へ帰ると安心しますね(笑)
 

ふとめ:うふふ。

ぎょろめ:故郷はやっぱり落ち着きますよね。富田さんはバレエやジャズダンスなどの経歴がいずれも15年以上とのことですが、元々ミュージカル俳優を目指していらしたんですか?

富田さん:いや、それがですね。たまたまだったんですよ。高校の時って進路を決めるじゃないですか。その時は特にやりたいことがなかったんですが、父が大工だったので大工の仕事とか絵を描くことや料理を作りたいって漠然と思っていました。ただ、3つを叶えるのは難しいと気付いたので、「自分の建てた家におばあちゃんに住んでもらい、ご飯を食べさせて絵を描きながら暮らしていく」っていう夢にしたんです。でも、よく考えるとこれってお金が入って来ないですよね(笑)

一同:(笑)
 

ぎょろめ:まあそうですよね。

富田さん:そうなんです。それで進路をどうしようかなと悩んでいたときに、当時交際していた彼女が「私、東京に行って声優になる」と言ってきました。なので、「じゃあ僕も行くよ」と。

一同:(笑)

ふとめ:名桐さんの「私、舞台に立ちたい。だから東京に行く。」っていう話からの…。

ぎょろめ:「やりたいことないから、君が行くなら僕も行く。」ですよ!

一同:(笑)
 

富田さん:最終的な進路希望を出した頃にはとっくにその彼女とは別れていたんですけど、「出しちゃったからまあいいか」と。父親には「僕はどうしても声優になりたいから」とウソついちゃったんですが(笑)

ぎょろめ:お父さんかわいそうだな…(笑)。

富田さん:ははは。それで結局東京の学校に行きました。その学校が1年間のものだったんですが、卒業公演があるんですよ。生徒の関係者や家族が観に来る中で、一番後ろで観ていた先生が拍手をしてくださっている姿を観たときに「ちょっと続けてみようかな」と思いました。そのとき初めてこの世界に入りたいって気持ちになりましたね。ここまで長くなりましたが、きっかけは僕をフッた彼女ですね。

一同:(笑)
 

ぎょろめ:かなり割愛した表現になってますよ(笑)

富田さん:そう。その後、M.M.Cに入る前の劇団にいたときに「ここで辞めたらやりたいことがなくなるな」と考えるようになりました。

ふとめ:やっぱり続けられるってすごいことですよ。

ぎょろめ:そうだよね、だって15年以上も続けていらっしゃるわけですから!
 

触れてみて分かる゛温もり゛

ぎょろめ:役者として歩みを進めながら劇団M.M.Cと天野まりさんにめぐり会ったお二方は2017年、墨田区シティプロモーションドラマ「スカイツリーのあしもとで つながる街すみだ」にご出演されました。当時の撮影エピソードや印象に残っている出来事があれば教えてください。

富田さん:一番印象に残っているのが木目込み人形を作っているシーンですね。職人さんとお話しながら人形作りを体験するシーンだったんですが、僕も名桐さんも作業に没頭してスタッフさんに「いま無言ですよ」って言われてしまいました(笑)

ふとめ:そういう体験って結構楽しいですよね。ついついのめり込んじゃう。
 

ドラマ内の人形制作体験シーン

富田さん:そうなんです。職人さんにお聞きしながら作るシーンを黙々と集中してやってたよね。

名桐さん:そんな感じでしたね。

ぎょろめ:絵描きの魂がふるえたんでしょうか。

富田さん:それからきっと大工の魂も(笑)。撮影では凛としている職人さんの内に秘めた熱いこだわりも感じましたし、商店街ではお店の方が気さくにお客さんとお話されている光景を見て「つながる」という言葉にピンときたんです。本当に優しくて温かい街なんだなと。
 

ぎょろめ:実際に訪れてみないと分からない光景ですよね。名桐さんはいかがですか?

名桐さん:その職人さんや地域の方を含めたシーンがところどころあったんですが、みなさん気さくな方ばかりで。人柄がそのまま街に表れているようなそんな気がしました。

ふとめ:外から訪れても「いらっしゃい、よく来たね!」って温かく迎えてくれますよね。

ぎょろめ:街の大きな魅力の一つですね。お二人はシティプロモーションドラマのほか、区制70周年記念式典で放映された墨田区の愛唱歌である「花」のリレー映像にも劇団M.M.Cとして出演されました。実際に歌ってみた感想はいかがでしたでしょうか。
 

富田さん:確か賑やかにワイワイしながら撮っていましたね。立ち位置を三角形のフォーメーションにして作ったり。大変だったのは有名なフレーズ「春のうららの隅田川」の先の部分を知らない人が結構いてですね、覚えるのに苦労していました。あとは三角形のフォーメーションが崩れて何度もテイクを重ねたり。

ふとめ:人数が多いから大変だったんですね。

富田さん:そうですね。「いま顔が被ってました」とか言われてしまって(笑)

名桐さん:舞台ではなく映像で撮られることって中々ないので貴重な経験をさせていただきましたね。「いまどんな風に撮られているんだろう?」って気にしながら歌っていました。
 

「花」リレーにはふとぎょろの2人も出演!

劇団のみなさんで考案したフォーメーション

ぎょろめ:ミュージカルで歌うのとはまた別の緊張感が?

名桐さん:そうですね。どこを向いて歌えばいいんだろうって。

ぎょろめ:それはカメラでしょう!

一同:(笑)

名桐さん:映像と舞台はやっぱり違うなと実感しましたね

富田さん:そうだね。まりさんが持っている歌のイメージを元にみんなでフリを考えたりして作ったね。懐かしい。

特別な場所

ぎょろめ:ドラマやその記念映像の撮影をする前と後で墨田区のイメージは何か変わりましたか?

名桐さん:最初は温かみとかそういったイメージがなかったんです。上京してきて知らないことも多かったので。ですが、実際に撮影を通して地域の方とお会いするととても温かい方ばかりだったのでイメージはガラッと変わりましたね。

ぎょろめ:第2の故郷ができたような感覚ですか?

名桐さん:そうですね。そんな感覚です。

ぎょろめ:富田さんはいかがですか?

富田さん:これまでどの街に住んでいても特別何も思わなかったんですが、この劇団M.M.Cの稽古場が墨田区にあって映像の体験などもさせていただいてことで「地元」という感覚が強くなりましたね。もし仮にこの場所を離れることがあったとしたら、特別な場所として感じるのかもしれません。
 

ぎょろめ:撮影を通してより一層ホームな場所になっていったんですね。それから、これまでのお話と重複する部分がありますが墨田区のいいところを挙げるとしたらどんな部分でしょうか?さきほどは「人の温かさ」とおっしゃっておりましたけれども。

富田さん:そうですね。「人の温かさ」だけでなくて、街として賑やかな部分や季節をダイレクトに感じられるところも良いなと思っています。春は桜が咲くし、夏は花火大会、秋はお祭りや催しがたくさんあって、冬はスカイツリーのライトアップが綺麗じゃないですか。本当に素敵な街だと思っています。
 

みなさんに元気を

ぎょろめ:それでは最後にお二方の今後の目標や意気込みなどお聞かせください。

名桐さん:はい。これからも役者として、歌やダンスや芝居に磨きをかけていきたいと思います。年に何回か公演があるので応援に来てくださると嬉しいです。
 

ぎょろめ:ありがとうございます。富田さんお願いします。

富田さん:はい。いま携わっている仕事が“マスクプレイミュージカル”というもので、お客様はお子さんが中心なんです。そのお客様の笑顔で僕はとてもエネルギーをもらっているので、僕もお客様を楽しませ続けていきたいなと思っています。「元気の与え合い」をしていけるような仕事をしていきたいですね。
 

ぎょろめ:ありがとうございました。記事をご覧のみなさん、ぜひ劇団M.M.Cの公演の際にはぜひ遊びに来ていただいて笑顔になりましょう!

ふとめ:きっとみんなが笑顔になる素晴らしい空間になりますよ。

ぎょろめ:名桐さん、富田さん、素敵なお話ありがとうございました。

名桐さん富田さん:ありがとうございました。

つながる

墨田区

恒例の「人つながる墨田区」ポーズで幕を閉じた輪旅第十七弾前後編。

天野さんをはじめとした劇団M.M.Cのみなさんの今後に要注目です!!

そして、「葛飾ふとめ・ぎょろめの輪になって北斎」はこれをもちまして連載終了とさせていただきます。

永い間ご声援ありがとうございました!

最後にみなさんで記念写真

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