【Vol. 05】北斎DE観光

2017年1発目の輪旅わたびの舞台は墨田区観光協会。
すみだ北斎美術館がオープンして墨田区の観光にはどのような影響があったのでしょうか。
墨田区観光協会事業課まち歩きガイド・イベント事業担当課長 植草繁さんにお話を伺いました。

目的地は“すみだ北斎美術館”

墨田区観光協会の植草課長

ふとめ:葛飾ふとめ
ぎょろめ:ぎょろめの
ふとめぎょろめ:輪になって北斎
ぎょろめ:さあ、新年1発目!
ふとめ:第5弾目ですね

ぎょろめ:そうです!今回は墨田区観光協会にお邪魔してます!
ふとめ:一体どんな方がお見えになるの?
ぎょろめ:はい、今回は墨田区の観光を誰よりも知る方…植草さんにお越しいただきました!植草さん、よろしくお願いいたします。
植草課長:よろしくお願いします。
ぎょろめ:墨田区観光協会の顔とも言われる植草さんにお越しいただけて光栄でございます。
植草課長:そうですね、よく言われます。
一同:(笑)

ぎょろめ:早速ご質問です。2016年11月22日にすみだ北斎美術館が開館しまして、開館記念展の目標来館者数3万人をわずか2週間ほどで達成するなど大盛況ですよね。美術館をきっかけにたくさんの方が墨田区へお越しになっていますが、開館する前と後で観光面では何か変化はありましたか?
植草課長:はい。美術館の開館とちょうど同じ時期に観光案内所が変わったんですよ。両国観光案内所がJR両国駅の“-両国-江戸 NOREN”に移ったんです。案内所に訪れた人のほとんどが美術館の場所をご質問されていくので、目的地は美術館なんだとハッキリ実感しますね。

ふとめ:今までなかったからね。
植草課長:そうですね。今までは江戸東京博物館のご案内も多かったんですが、現在は圧倒的に美術館のご案内が多いですね。

両国案内所の様子

江戸NORENの様子

歩きながら楽しめる北斎の世界

ぎょろめ:墨田区は美術館だけではなく、葛飾北斎生誕の地というだけあって様々なところでその作品を目にすることができますよね。その一つに北斎作品を掲載している案内板が区内に16基あるかと思います。案内板を絡めたツアーはあるのでしょうか。

植草課長:はい。両国方面が中心になりますけれど、北斎がその場所の風景を見て作品を描いたのではないかという内容でツアーをご用意しています。ツアーの中でご紹介している吉良邸跡地も大変人気でございまして、吉良上野介の家老だった小林平八郎が葛飾北斎の祖先…かもしれないというお話をするととても興味をもってくださいますね。そういった北斎と墨田区の関係を楽しむことができます。
ぎょろめ:意外と知らない墨田区との関わりを知ることができるんですね。
植草課長:そうですね。

区内に16基ある北斎の案内板

吉良邸跡にある案内板

まち歩きコースは約4キロメートル

ぎょろめ:そのツアーの他に北斎が描いた場所を巡るまち歩きコースがありますよね、このコースの見どころはどんなところでしょうか。
植草課長:はい。かつて大川と呼ばれた隅田川は様々な人が人々が行き交い、集まっていました。そんな場所なのでお寺や神社がたくさんあるんですよ。北斎が作品の中で描いた三囲神社や隅田川神社もこのコースの中にございますので、北斎が描いた風景と現在の風景を照らし合わせながら北斎の世界観を楽しんでいただいています。
ぎょろめ:これは距離的には長いコースなんですか?

植草課長:4kmくらいはありますね。
ぎょろめ:ふとめは歩けるかしら?
ふとめ:私は…無理だね。
一同:(笑)

新板浮絵 三囲牛御前両社之図

雪月花 隅田(手前が神社を表している)

ぎょろめ:ゴールの木母寺というのはどんなところなんですか?
植草課長:はい。木母寺は梅若伝説が伝わるお寺で北斎がその伝説を題材に作品を描いたことでも知られています。ここは意外に穴場で詳しい方がよく訪れますよ。
ぎょろめ:そうなんですね、初めて知りました。
植草課長:そういった知る人ぞ知るお寺や神社を巡るツアーを実は観光協会で計画しているんですよ。
ぎょろめ:もっと深くまで知りたいマニアックな人が楽しめそうですね。

梅若伝説が題材の「梅若の秋月 風流隅田川八景」

観光スポットが集積する街“両国”

ぎょろめ:そのまち歩きコースなどで作品観賞とはまた違った楽しみ方ができると思うんですが、それらのスポットと美術館をつなぐ取組はあるのでしょうか。
植草課長:基本的には両国方面のツアーでご用意しています。両国の街を歩いていただいて美術館までご案内するのですが、その道中に北斎作品のレプリカを展示するひがしん北斎ギャラリーや榛稲荷神社(はんのきいなりじんじゃ)があり人気ですね。榛稲荷神社は北斎に縁がありまして、神社のそばで北斎の娘のお栄と一緒に暮らしていたと言われているんですよ。
ぎょろめ:見どころポイントが美術館の周辺に集積しているんですね。

ふとめ:私たちも他のまち歩きツアーでご紹介するのでよくお世話になりますよ。
ぎょろめ:そうだね。そういった個々の名所をまとめて街としてPRしていくんですね。
植草課長:そうですね。地元が生んだ北斎で大々的に宣伝しようというので様々なところで活用されていますね。
ふとめ:北斎がいた当時の暮らしを感じさせるような名残が至る所にありますよね。そういったところが両国って面白いなとまち歩きを案内して感じました。

植草課長:そうですね。実は両国周辺は江戸時代の本所の開拓に伴って栄えた由緒ある街で、回向院の参道もたくさんの人で賑わっていたと言われています。その頃は新宿や原宿と同じくらい栄えていたとも言われる有数の街なんです。

北斎が生きていた時代を想像しながら

ぎょろめ:さきほども仰っていた両国観光案内所のリニューアルと“-両国-江戸 NOREN”のオープン、そしてすみだ北斎美術館で賑わう墨田区ですがこれからは葛飾北斎をきっかけにますます多くの方が訪れると思います。今後、北斎関連のイベントなど何か予定されているものはありますか?
植草課長:はい。美術館と連携したツアーですとか、江戸時代の食事を体験できるようなものを実は考えています。区内の色んな事業者の方とお話ししている段階なんですが、江戸野菜や御前栽畑の野菜を活用した企画であったり、墨田区の特徴である“舟”を活用した企画を考えています。食べる・見る・歩くをセットにした色々な企画を今考えているところです。

御前栽畑ごぜんさいばたけ…将軍が食べる野菜を栽培する畑

インタビューは終始和やかな雰囲気

ふとめ:いいね!食べ物!舟!歩くは…いいや。
ぎょろめ:やめなさい。
一同:(笑)
ぎょろめ:江戸野菜を味わえたり舟に乗ったりすることで北斎のいた時代の感覚を疑似体験できるかもしれませんね。
植草課長:そうですね。この風景を北斎は描いたのかとか想像しながら観光したらきっと楽しいと思いますよ。
ふとめ&ぎ:それはいい!

ぎょろめ:東京は流行の発信地!カッコイイ!と思われがちですけれど、江戸時代からつながっている空気感みたいなものが墨田区にはあってとても魅力的だと思います。イイ感じですね!
ふとめ:(すみだに)来るっきゃない!

北斎が生まれ育ち作品を描いた“街”を紹介したい

植草課長からのメッセージ

ぎょろめ:それでは最後に“すみだ北斎美術館”もしくは“葛飾北斎”をきっかけに墨田区へお越しになる皆様へメッセージをお願いいたします。
植草課長:わかりました。葛飾北斎は日本が誇る世界的な画家です。もしかしたら私たちより詳しい方がたくさんいるかもしれません。ただ、北斎が生まれ育ち作品を描いたという墨田区という街そのものをご紹介したいと考えております。すみだ北斎美術館、そして観光協会のガイドツアーや新しい観光案内所にもたくさんの方に来ていただければと思います。心よりお待ちしております。

ぎょろめ:バッチリ決まりましたが、普段はもうちょっとファニーな植草さんですからそちらもお楽しみに!
一同:(笑)
ぎょろめ:それでは植草さん、ありがとうございました。
ふとめ:ありがとうございました。
植草課長:ありがとうございました。

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墨田区

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墨田区

恒例の「人つながる墨田区」ポーズで幕を下ろした輪旅わたび第五弾。
これから墨田区へ訪れる人がますます増えて活気のある街にしていきたいですね。
植草課長、ご多忙の中ありがとうございました。
次回、輪旅第六弾は2月下旬の予定!お楽しみに!

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