【Vol. 02】すみだ北斎美術館、まもなく開館!

早くも第二弾の輪旅、今回はまもなく開館する“すみだ北斎美術館”の菊田館長に美術館の見どころをズバリお聞きしました。
さて、葛飾ふとめ・ぎょろめのお二人は一体どんなお話を聞けたのでしょうか。

コンセプトは “成長する美術館”

すみだ北斎美術館の菊田館長

ふとめ:葛飾ふとめ
ぎょろめ:ぎょろめの
ふとめ&ぎょろめ:輪になって北斎!
ぎょろめ:さあ、輪旅第2回目は“すみだ北斎美術館”がいよいよ開館ということで、美術館の館長さんに来ていただいております。

ふとめ:マジですか!?
ぎょろめ:マジです!
ぎょろめ:それでは菊田館長、お願いいたします。
菊田館長:どうもこんにちは。
ふとめ:お願いいたします。
ぎょろめ:今日はですね、美術館がまもなく開館ということで見どころをお聞きしたいと思います。早速ですが、改めて美術館の開館日やコンセプトを教えていただけますか?
菊田館長:はい。11月22日(火)に開館します。コンセプトはこれからの時代を見据えて“成長する美術館”というコンセプトを掲げております。
ぎょろめ:増築とかするんですか?
ふとめ:どんどん大きくなるの!?
一同:(笑)

菊田館長:そういう捉え方もあるんですけど、美術館自体は大きくなりませんので中身をどんどん膨らましていこうということですね。
ぎょろめ:展示内容を変えたりと色々なことをしていくということですね?
菊田館長:そうですね。まずはこの美術館は葛飾北斎の美術館ですので、北斎が残した作品を中心に展示していくのですが、先々は現代アートなどで北斎に関わる作品を取り上げていけたらと考えています。
ぎょろめ:なるほど!北斎の美術館ではあるけれども、北斎そのものの作品だけではなくて北斎の要素を持つ面白いものが美術館に集まるというイメージですね。

菊田館長:そうですね。そういうものを発信していけたらと考えています。
ぎょろめ:じゃあ、ふとめも素行が北斎に似ているので常設展示に…ねえ?
ふとめ:私自身を?
ぎょろめ:甘いものを食べてゴロゴロしたりとか…
ふとめ:うふふ(笑)

記念展のタイトルは “北斎の帰還 幻の絵巻と名品コレクション”

ぎょろめ:続いての質問ですが、美術館はどのくらいの展示数になるのでしょうか?
菊田館長:美術館が持っている作品数は1500件ほどあります。
ふとめ:1500件!?
菊田館長:そうですね、墨田区が20年以上かけて収集してきたものがありますので、それを展示していけたらと思います。
ぎょろめ:それはいつでも1500件を展示しているというわけではないんですよね?

ふとめ:建物を見て!そんなに入らないでしょう!
一同:(笑)
ぎょろめ:順番に展示を変えていくわけですね。
菊田館長:そうですね。開館してからまずは開館記念展がございますが、そちらではおおむね120点ほど展示したいと思っています。開館記念展は、前期(11/22~12/18)と後期(12/20~1/15)に分かれまして、期間中に一部展示替えを行います。
ふとめ:120点も!
菊田館長:そうですね。

隅田川両岸景色図巻の一部 両国橋付近

ぎょろめ:開館を記念するから特別な展示物があったりするんですか?
菊田館長:メインは“隅田川両岸景色図巻すみだがわりょうがんけしきずかんですね。この作品は100年くらい行方不明だったんですが、それが墨田に戻ってきます。記念展のタイトルもそれに合わせて“北斎の帰還 幻の絵巻と名品コレクション”と名付けました。“隅田川両岸景色図巻すみだがわりょうがんけしきずかん”は大体7mほどある絵巻なんです。

ぎょろめ:7m!? 大体ふとめ7人分か…。
ふとめ:どうだろう、6.5人分くらいじゃない?
一同:(笑)
ぎょろめ:その絵巻は横に広がった状態で鑑賞できるんですか?
菊田館長:そうですね。そんな風に展示しようと思っています。
ふとめ・ぎ:おー!!
ぎょろめ:‟隅田川両岸景色図巻"が100年くらい失われていたっていうのは、どんなきっかけで発見されたんですか?


菊田館長:外国のオークションで発見されました。そのときに墨田区が交渉して、現在に至りますね。

お気に入りの作品は “遠江山中”

ぎょろめ:1500件も揃える北斎美術館ですが、菊田館長が特にお気に入りの作品は何かありますか?
菊田館長:はい。今度の開館記念展で展示させていただく予定なんですが、有名なところで“冨獄三十六景ふがくさんじゅうろっけい”その中の“遠江山中とおとうみさんちゅう”という作品ですね。
ぎょろめ:‟遠江三中”あの、木を切ってるやつですね。
菊田館長:そうですね。大きな材木の上に人が乗って鋸で木を切っている絵ですね。

ぎょろめ:なんでその絵が好きなんですか?
菊田館長:構図がすごく大胆なんです。木を支えている台の後ろに富士山が見える構図になっていて、近くのものと遠くのものを上手く描けているなと。あと、どうしても“冨獄三十六景ふがくさんじゅうろっけい”って風景画のイメージがあると思うんですけど、この作品は木を切っている『人』の生活を描いているのが面白いなと思いますね。

菊田館長お気に入りの作品 “遠江山中”

ぎょろめ:なるほど!私たちの衣装にも描かれている“神奈川沖浪裏

かながわおきなみうら”もそうですけど、自然が主役になるイメージですよね。私も“遠江山中

とおとうみさんちゅう”が大好きで、人が何をしているのか気になってしまうんですよ。木を切る人がいたり、赤ん坊をおんぶする人がいたりして面白いと感じました。
菊田館長:そうですね。他にも大胆に描いている作品は多くありますが、特にこの作品は印象的でしたね。
ぎょろめ:なるほど、私はてっきり館長が大工になりたくてこの作品が好きなのかと思いました。
一同:(笑)

一生涯で93回の引っ越し

北斎について聞く二人

ぎょろめ:さて続いての質問です。墨田区内で生涯のほとんどを過ごしたという北斎ですが、どんな人物だったんでしょうか?
菊田館長:まず、有名な話としては一生涯で93回引っ越しをしていて、そのほとんどが墨田区内と言われています。引っ越しをすることによって新しい発想が生まれていたのではないかということですね。一方で、掃除をするのが苦手で家の中が汚くなると次の場所へ引っ越しをしていたという話もあります。また、北斎には孫がいてその孫がお金を求めてやってくるので、孫から逃げるために引っ越しをしていたという話もありますね。

ぎょろめ:最後の話は夜逃げみたいな感じですね。
菊田館長:どこまでが本当かは分かりませんけどね。北斎はお金に無頓着な人で気の向くままに絵を描いていたんですけれど、きっとお金に関しては得意でなかったんでしょうね。いずれにせよ、家を変えることで新しい作品が生まれるということは、ひょっとしたら引っ越しをすることに意味があったんでしょうね。

ぎょろめ:墨田区内でも前の家と近い距離に引っ越していたという話がありますが、近い距離でも新しい発想が生まれるくらい墨田区が面白い街ってことかもしれないですね
菊田館長:そうですね。景色が変わって何か得たのかもしれないですね。
ふとめ:お隣さんが変わると結構変わるんですかね。
ぎょろめ:ちなみに菊田館長、お孫さんはいらっしゃいますか?
菊田館長:いえ、まだいませんね。
ぎょろめ:じゃあ、追われる心配はありませんね。
一同:(笑)

質の高い作品たち、そして建物そのものが見どころ

ぎょろめ:さて、早くも最後の質問になってしまいました。
ふとめ:もう!?
ぎょろめ:そうなんです。それでは館長、最後に館長から見た美術館の見どころを教えていただけますか?
菊田館長:やはり、何と言っても質の高い作品たちを見ていただきたいですね。それと、建物そのものもご覧いただきたいと思います。妹島和世せじまかずよさんという世界的に有名な建築家の方に作っていただいたのですが、建物そのものが見どころの一つとなっています。また、そんなに大きなものではありませんがミュージアムショップや図書室がございますのでお楽しみいただければと思います。

美術館外観1

美術館外観2

菊田館長、インタビューお疲れ様でした!

ぎょろめ:図書室があるんですか?
菊田館長:はい。北斎関連の書籍を揃えまして、北斎について楽しんでいただけます。
ぎょろめ:なるほど。中身が充実していくという意味で成長していく美術館と考えると、開館が楽しみでなりませんな!
ふとめ:江戸時代の作品を見つつ、それを現代にどう生かしていくかを考えるのも“成長する美術館”につながるのかなと私は思いましたね。
菊田館長:そうですね。

ぎょろめ:それではインタビューはこの辺で!菊田館長、ありがとうございました!
ふとめ:ありがとうございました!
菊田館長:ありがとうございました。

つながる

墨田区

恒例の「人つながる墨田区」ポーズでインタビューを締めくくりました。
11月22日に開館を控えた“すみだ北斎美術館”、楽しみですね。
見どころを教えてくださった菊田館長、ありがとうございました!
来月の輪旅わたびの更新は11月下旬を予定!
お楽しみに!

新規ウィンドウで開きます。 墨田区公式フェイスブック (外部サイト)

公式フェイスブックで輪旅関連記事を公開中!

北斎編はこちら すみだ人編はこちら