vol01.おもちゃサロン

01 遊園地よりゴキゲンになれる場所♪

「すみだには、遊園地に負けないくらい子どもたちに人気の場所がある」。春の陽気が気持ちの良いある日、私たちは、そんな風の噂を聞きつけました。とにかくこの目で確かめたい…ということで、取材に向かいました。

両国駅と錦糸町駅の中間にある「みどりコミュニティセンター」。ここに噂の場所が。どこからどう見ても普通の建物ですが、とりあえずいってみましょう。

中に入ると、ベビーカーを押したママたちが、3階の和室にぞくぞくと向かっていきます。ふむふむ、お目当ては「みどりおもちゃサロン」のようです。

 

こんにちは!初めてきたのですが、おもちゃサロンって何ですか?

「こんにちは!ここは、300点以上ものおもちゃが集められたイベントです。墨田区社会福祉協議会が運営していて、お子さんとその保護者であれば、無料で遊び放題なんですよ。どうぞ、楽しんでいってください」(受付のどうやさん)

 

無料で遊び放題!?それはすごいですね。

名前を書いて。

注意事項をよく読んで、さっそくお邪魔します。

※子どもだけでの利用は出来ませんので、ご注意を!

部屋の中は、あたり一面、おもちゃ、おもちゃ、おもちゃ。一度に、こんなにたくさんのおもちゃを見たのは初めてです。(しかも、和室に、ってところがさらに新鮮です!)

滑り台に。

プラレールに。

おままごとセットに。

絵本。

木製のおもちゃに。

パズルにブロック、なんでもあります。

春休みということもあって、たくさんの親子で賑わっていました。

 

それにしても、皆さん、どうやってこの場所を知ったのでしょうか。あそこの親子に聞いてみましょう。

こんにちは。おもちゃサロン、どちらで知っていらしたんですか?

「こんにちは。公園で知り合ったママ友から、いい場所があるよと教えてもらって。実は今日、初めて来たんです。お家にはない初めて見るおもちゃに、息子も興味津々です」(ふくざわさんファミリー)

なるほど、ママ友からのご紹介なんですね。おもちゃの種類や数には、私たちも驚きました。購入するには限界があるし、子どもが何に興味を示すかも分からない。おもちゃが豊富という点だけでも、大きな価値がありそうですね。

 

では、紹介してくれたというママ友にもお話を聞いてみましょう。こちらには何度もいらっしゃっているのですか?

「そうですね、この子が5ヶ月くらいのときから通い始めて、かれこれ10回以上は来ていますね」(はまぐちさんファミリー)

そんなに!魅力はどこにあるのでしょう?

「やっぱり、おもちゃがたくさんあって、子どもが独りで熱中して遊んでくれることですね。家にいたら付きっきりで見ないとならないですけど。ボランティアの方が一緒に遊んでくださったり、親がホッとできる時間が持てたり、とても助かるんです」

確かに。お家では一瞬たりとも気が抜けないですもんね。子ども達が飽きずに遊び続けられて、ママやパパが助かるという点も魅力的です。

子どもたちが遊んでいる様子を観察していると、みんなそれぞれ、たくさんのおもちゃの中から、自分で選んでいるようでした。

大人が決めたルールではなく、自分なりの解釈で遊びこなす。自分で選んだものだから、楽しんで、集中して、いろんな遊び方を発見しながら遊ぶことができるようです。

プラレールで遊んでいる子ども

子どもだけでなく、ママやパパも楽しめるのには、ボランティアスタッフのお力添えがありそうです。皆さんがボランティアに参加されている理由を聞いてみましょう。

左から、あきやまさん(ボランティア暦7年)、かわしまさん(10年以上)、やまざきさん(10年以上) 「子ども好きが高じて、墨田区でのおもちゃサロンの立ち上げに携わりました。得意な手遊び歌や本の読み聞かせで、子どもたちを楽しませています」(かわしまさん)

みどりおもちゃサロンでは、かわしまさんを中心に、ボランティアスタッフによる手遊び歌や本の読み聞かせが行われています。新米パパママにとっては、よい学びの機会です。子どもたち、大喜び。

「普段は、保育士として墨田区で働いています。仕事は仕事で楽しいけれど、ボランティアでしか出会えない仲間やお母さんたちとの繋がりが魅力ですね」(あきやまさん)

おもちゃの魅力を伝えるあきやまさん

「私はね、おもちゃが大好きなの。おもちゃは日々進化しています。そういった魅力を熱意を持って伝えることで、子どもたちだけでなく、パパやママにも楽しんでもらいたいと思っています」(やまざきさん)

おもちゃの魅力を伝えているやまざきさん

こうしたボランティアの皆さんが、子育てサポーターとして、すみだで子育てする親子を見守ってくれているのですね。心づよい!

親子の様子を見守るボランティアスタッフ
親子の様子を見守るボランティアスタッフ
親子の様子を見守るボランティアスタッフ

ボランティアスタッフは女性だけではりません。「おもちゃドクター」という男性陣も活躍しているのです。

活躍するおもちゃドクター
ゆあささん、わたびきさん、いしぐろさん、たけうちさん

左から、ゆあささん、わたびきさん、いしぐろさん、たけうちさん。

「おもちゃドクター」は、元エンジニア、元設計士、元大手電機メーカー勤務といったスペシャリストばかり。(頼りになります!)「メーカーに問い合わせても直らなかったおもちゃも、ドクターが直しちゃった!」なんてことも、結構あったとか!

おもちゃドクターに問合せする親子

あ!かわいらしいお客さんが来ましたよ。遊んでいた新幹線が、動かなくなっちゃったみたい。

電池を交換するおもちゃドクター

「電池を交換したから、また動くようになったよ。よかったね。たくさん遊んでね」

子どもがおもちゃドクターにおもちゃを見せている様子

こちらには、ご自宅から持参されたおもちゃを、ドクターに診せています。

おもちゃをおもちゃドクターに見せる親子
おもちゃドクターと一緒におもちゃが動くかを見ている親子

すみません、どんなおもちゃを修理に出したのか教えていただけませんか?

インタビューを受けている親子の様子

「実はこれ、私が小さいころ使っていたものなんです。実家の押入れから出してきたのですが、出てくるはずのコインが出てこなくなって。おもちゃドクターに頼んだら動くようになるかもと、期待して持ってきました」(あんどうさんファミリー)

あんどうさんファミリー

(素敵っ!)親から子へ、長く大切におもちゃを受け継ぐ価値も学ぶことができるのですね。

みんなで集合している様子

わざわざ遠出をしなくても、親子で楽しめる。無料で遊べる。子育てサポーターとも出会える。

そういう場所が近所にあるだけで、なんだか安心できますよね。

「おもちゃサロン」は、墨田区内各所で開催されています。開催日時・会場は、下記から調べることができます。次の開催はいつだろう?子育ての魅力とヒントがたくさん詰まった「おもちゃサロン」に、ぜひ足を運んでみてください。


すみだおもちゃサロン(墨田区社会福祉協議会)

毎週金曜日 午前10時~午後3時半 
毎月第3月曜日 午前10時~午後3時半 
※毎月第1金曜日の午後と第3月曜日は障害のあるお子さん専用の時間です。 
墨田区東向島二丁目17番14号/電話:03-3614-3900 
https://www.sumida-shakyo.or.jp/service/cate01/omocha 
 
みどりおもちゃサロン(みどりコミュニティセンター)

毎月第4水曜日 午前10時~午後3時半
墨田区緑三丁目7番3号/電話:03-5600-5811
http://www.city.sumida.lg.jp/sisetu_info/tamokuteki/midori_communityc.html